ダイエットで停滞期にぶつかった。下がってしまった代謝を戻したい。そんな風に悩んではいないだろうか。
今回は、論文から「ダイエットの代謝を戻す方法」をご紹介。
アラバマ大学の研究から、10日間は維持カロリーに戻すことで、代謝低下とホルモンバランスの乱れを解消できることが判明したのである。
10日間の維持カロリーが、代謝と甲状腺ホルモンを完全復活させた
代謝を戻したければ、10日間は維持カロリーに戻すことをオススメする。
というのも、一時的にカロリー不足を解消することで低下した基礎代謝と、代謝に関係するホルモンである”甲状腺ホルモン”が回復するのである。
このことを示したのが、アラバマ大学の研究。(R)
被験者となったのは肥満女性24人で、被験者には一日800kcalという低カロリー食を標準体型になるまで続けてもらった。
このそこそこ鬼畜な実験期間を経て、被験者たちは15.4週間で12.9kgの大減量に成功。
そして、その後は実験が終了したので維持カロリーに戻してもらった。
このとき、実験開示時とその10日後、そして実験終了時とその10日後における基礎代謝と甲状腺ホルモンを測定したところ以下のような結果に。

上:代謝率 下:甲状腺ホルモン
上が基礎代謝、下が甲状腺ホルモンの変化なのだが、大まかな傾向は一緒。
まず、どちらもダイエット開始(左から1段目)から10日後(左から2段目)には数値が下がり、実験終了時(右から2段目)まで低空飛行が続いている。
しかし、ダイエットが終了して10日後(右から1段目)には、基礎代謝も甲状腺ホルモンも回復していることがわかる。
つまり、維持カロリーに戻して10日後もすれば基礎代謝や甲状腺ホルモンは回復する。なので、代謝を戻すには10日間維持カロリーに戻すのが有効なのである。
まとめ
代謝が落ちなくなってきたら1日爆食いするチートデイと考える人もいるかもしれないが、実際はチートデイでは代謝が戻らない可能性が高い。
本当に代謝を戻したければ、数日間維持カロリーに戻すリフィードが効果的。
これらの話は下記の記事に詳しく書いてあるので、ぜひそちらもあわせてどうぞ!

