「チートデイで爆食いして代謝を戻そう!」この考え方はダイエットしたことがある人なら必ずと言っていいほど知っているはず。
しかし、実際は...
などの研究があり、1日爆食いするチートデイより、数日間維持カロリーにするリフィードのほうが優れている、というのが現代科学の結論。
とはいえ、以前の研究では言っても4000kcalほどしか摂取していない。
それでは、もっともっと爆食いしたらどうなるのだろうか?
ということで、今回はトマスジェファーソン大学による「12時間で8000kcal以上の爆食いが代謝を上げた!」という研究をご紹介。
半日で8000kcal以上という超爆食いをすることで、代謝に重要なレプチンというホルモンが回復したのである。
1日中ファストフードを爆食いしたら、レプチンレベルが40%上昇した!
今回紹介するのはトマスジェファーソン大学による研究。(R)
被験者となったのは肥満男女8人で、朝8時から夜8時の12時間にわたり、好き放題ファストーフードを食べてもらった。
このとき摂取したカロリーは”120kcal/体重”で、1日に必要なカロリー”30kcal/体重”の実に4倍。
例えば70kgの男性ならそのカロリーは8400kcalで、かなりの量を食べていることがわかる。
そして、実験前と実験後で代謝の低下に関係する”レプチン”と呼ばれるホルモンを計測したところ、以下のような結果に。
実験開始時のレプチンを100としたとき、爆食い後はその値が140まで急上昇。レプチンレベルが40%も上昇したのである。
それでは、このレプチン変化は代謝に一体どれくらいの影響を及ぼすのだろうか?他の研究と比較して推測してみよう。
例えば1996年の研究では、リフィードをすることでレプチンレベルが28%上がり、代謝の上昇は”7%"であったことが報告されている。(R)
この値から推測するなら、代謝はおそらく7%以上は上昇している可能性がある。
この研究では実際の代謝量を測っていないので不明だが、少なくとも代謝が上昇している可能性は十分にあるだろう。
1日で代謝を上げたければ、とにかく食いまくるしかない
もしチートデイで代謝を戻したいというなら、8000kcal以上の超高カロリーならそれが可能かもしれない。
ただし、チートデイで代謝が戻ることはエビデンスがないと言っても過言ではない。
なので、おすすめはリフィードを取り入れること。
代謝を戻す方法に関しては以下の記事に詳しくまとめてあるので、もっと知りたい方はぜひ読んでほしい。