「ダイエット中はついドカ食いをしてしまう。」
そんな風に悩んでいる人は多いだろう。しかし、なぜダイエットしているとドカ食いしたくなるのだろうか?
今回は、論文から「ジャンクフードを断ち切ろうとする人ほどむしろドカ食いする」という話。
ダイエット中にドカ食いがやめられない理由、それはジャンクフードを悪いものとみなし禁止しようとすることが原因なのである。
「ジャンクフード=悪」と考えている人ほど、むしろ太っていた
突然だが、ここで問題。
「ジャンクフードを悪い食べ物」
「ダイエット中はジャンクフードは一切禁止」
このように考えている人は痩せていると思うだろうか?
もちろんジャンクフードを悪いと思っているので食べないはず。それなら痩せているのが普通では?
ところがどっこい、こういう考えの人はむしろ肥満なことが多いことがわかっている。
というのも、このような考えを持った人はジャンクフードを食べないどころか、むしろジャンクフードのドカ食い欲求に苛まれているのである。
実際に、多くの研究で”食べ物を良い/悪い”の2分思考で考えている人ほど、ドカ食い欲求に苛まれており、実際にBMIが高いことが報告されている。(R,R,R)
一方で、食べ物を”良い/悪い"で考えない人、つまりジャンクフードを悪い食べ物とみなしていないほど痩せていたのである。
この結果は、ダイエットをしたことがある人にとっては、そこまで意外なものではないだろう。
ヒトは禁止されるほどに欲求が湧いてくる、つまりジャンクフードを禁止しようとするほどドカ食い欲求に苛まれるのである。
その結果、ドカ食いをしてしまうことでBMIは高く太っているという傾向があるのである。
ドカ食いを防ぐには、ジャンクフードとうまく付き合うしかない
ダイエット中でも、ジャンクフードを一切禁止する必要はない。
むしろ、日常的にジャンクフードとうまく付き合う方法を習得することで、ドカ食い欲求から解放される。
「ジャンクフードを食べたい!」と感じたときに、食べちゃダメと思うと、かえって食べたくなっていただろう。
さらには、予定外にお土産などでお菓子を食べよう物なら、「ジャンクフード食べちゃったし、今日はもうダイエットはいいや!」となり、急激にドカ食いしてしまったこともあるだろう。
これらはすべて、ジャンクフードを禁止しようとするから起きる現象である。
ジャンクフードを禁止しようとすると「明日からジャンクフードを食べれないから、今日のうちにジャンクフードを食べておこう!」という考えに頭が支配され、お腹がいっぱいなのにドカ食いする。
そして、次の日からダイエットが始まるかと思いきや、またドカ食い欲求に苛まれる...と無限ループに陥ってしまう。
なので、ジャンクフードは禁止するのではなく、うまく付き合っていく方法を身につける必要がある。
ジャンクフードはそもそも肥満と関係ない
そもそも、ジャンクフードは悪い食べ物ではない。
肥満とは関係ないとする研究もある。(R)
どんな食べ物でも、結局のところ食べ過ぎれば太るし、あまり食べなければ痩せるのである。
ジャンクフードを禁止しようとしてむしろドカ食いをしていたという人は、以下の記事に詳しい対策法が書いてある。
私自身がドカ食い地獄のループから抜け出した方法でもあるので、是非一度読んでみてほしい。