メンタル

ダイエットが続かないなら、痩せた自分を想像するより楽しむことが最重要

「痩せたいけれどダイエットがなかなか続かない...」

これはダイエットしている人なら一度どころか何百回も経験することだろう。

今回は、2017年のシカゴ大学による研究から「ダイエット継続のコツ」

ダイエットが続かないとき、多くの人が痩せた自分を想像してモチベーションを上げるだろう。しかし、その方法は効果がないことが判明したのである。

ゴールばかり考えている人は口だけ人間になる

「痩せてアイツを見返したい!」
「痩せて異性にモテモテになりたい!」

このようにダイエット成功後の未来を考えてモチベーション維持をしていないだろうか?もしそうならば、あなたのダイエットは失敗に終わるかもしれない。

というのも、このような考えで確かに一時的にモチベーションが上がるし、ダイエットの綿密な計画も立てるが、実際に行動することはほとんどないからである。

このことを示したのがシカゴ大学の研究。(R)

この研究では、103人の被験者に2つのグループに分かれてもらい、ジムで有酸素運動をしてもらった。

  1. 有酸素運動そのものに集中したグループ
  2. 有酸素運動をするメリットばかりに着目したグループ

一つ目のグループは、有酸素運動のメリットに注目してもらったグループ。「痩せたら健康になれる」「痩せたら異性にモテる」など、有酸素運動をすることで得られるものについて考えた。

2つ目のグループは、メリットなど度外視で有酸素運動そのものに注目したグループ。要するに、有酸素運動をしているときは有酸素運動に集中してもらったのである。

そして、被験者には好きなように”有酸素運動の計画”を立ててもらい、その後実際に有酸素運動をしてもらった。

実験終了後、各グループの有酸素運動の計画量と実行量を集計したところ、以下のような結果に。(濃いほうが①、薄いほうが②)

まず、左の有酸素運動の計画量だが、有酸素運動に集中したグループより、有酸素運動のメリットに注目したグループのほうが、より多く計画していることがわかる。

このことは全く直感に反さないだろう。有酸素運動によって得られるバラ色の未来を想像したほうが、モチベーションも上がるものである。

しかし、右側の実行量を見てみると、なんとグループで完全に逆転しているのである。

有酸素運動そのものに注目したグループは、計画段階ではあまりたくさんの有酸素運動を計画しなかったが、実際には有酸素運動をたくさん実行したのである。

一方で、有酸素運動で得られるメリットについて考えたグループは、あんなに計画したのに実際は有酸素運動を全然していないことがわかる。

要するに、完全に計画倒れしており、周りの人からしたら「口だけ人間」になっているのである。

ダイエット継続のコツは”経験を楽しむこと”

ダイエットが続かないとき、ダイエットで得られるバラ色の未来ばかりに注目していないだろうか?

一見、この方法はモチベーションが上がった気がするし、有効な手段のように思える。しかし、実際にはダイエットの行動量を増やすことはない。

むしろ、たくさん計画している分「計画通り行かなかった」「これだけしかできなかった」と罪悪感に苛まれることになるだろう。

ダイエットに続かないなら、得られるメリットではなく経験そのものを楽しむようにしよう。筋トレやジョギングを楽しんだり、食事を工夫することを楽しんだりすることが、結局は結果を出す最短ルートでもあるのだ。