ダイエットで代謝が落ちるまでの期間、それはたったの1週間と判明

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「ダイエットをすると代謝が落ちる!」

それは知っている。それでは、どれくらいの期間で代謝は落ちるのだろうか?

今回は、論文から『ダイエット開始からどれくらいで代謝が落ちるのか?』という話。

実は、ダイエット開始からたった1週間で、代謝に関するホルモンのバランスが大きく乱れてしまうのである。

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ダイエット開始から、わずか1週間で体は痩せづらくなる

ダイエット開始からわずか1週間という期間で代謝が落ちている可能性がある。

というのも、食事を制限すると脳が飢餓状態と勘違いし、代謝と食欲に重要なレプチンと呼ばれるホルモンが激減するのである。

このことを示したのが、1998年のカリフォルニア大学による研究。(R)

被験者となったのは女性12人で、彼女らにまずは”3週間の維持カロリー(2413kcal/日)”で過ごしてもらった。

その後、”12週間のカロリー制限(1911kcal/日)”をしてもらい、1週間後、6週間後、12週間後に体内のホルモン濃度や食欲を測定したところ、以下のような結果に。

  • ダイエット開始からわずか1週間で、レプチンは57%も減少した!
  • さらにレプチンは減少し続け、6週後には-66%、12週間後には-72%まで下がった!
  • それに合わせて食欲も増加した!

1週間後にはレプチンが半分以上も減り、その後もダイエットが長引くにつれてレプチンは減少し続けている。

ちなみに、レプチンは脂肪細胞から放出されているので、脂肪が減るとおのずと減る。

この研究ではこの脂肪減少による影響を調整しても、依然として1週間後のレプチン減少率は半分を越える”54%”であったことが報告されている。

そして、レプチンが減少したことが、食欲の増加として体に表れたようだ。

この研究では実際の代謝は測定されていないが、レプチンは代謝にも大きく関与しているホルモン。

1週間で半減しているとなれば、これくらいの期間で代謝が落ちてしまっていることは十分に考えられる。

週末は維持カロリーに戻すリフィードのすすめ

ダイエットを始めると、たった1週間でレプチンが減少してしまう。

なので、週末はリフィードするくらいでダイエットはちょうどいい。ずっとカロリー制限を続けている人は、ぜひ試してみてほしい。

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