「1gでも多くの脂肪を燃やしたい」
ダイエットをしていると、このような考えが浮かんでくることは多々ある。もちろんそこで無茶なダイエットをすることはオススメしないが、安全な方法があるなら試したいと思う人は多いだろう。
今回は『運動前にカフェインを摂取すると脂肪が余計に燃える!』という研究をご紹介。
有酸素運動の前後にカフェインを摂取するだけで、運動によるカロリー消費が増え、脂肪が余分に燃えることが判明したのである。
カフェインの摂取で、脂肪が10g多く燃えた
ダイエットを少しでも効率的、そんなときは運動前にカフェインを摂取するのがいいだろう。
というのも、カフェインには体の代謝を刺激する作用があり、有酸素運動で燃焼される脂肪の量を増やしてくれるのである。
このことを示したのが2014年の研究。(R)
研究者は、14人の被験者を対象にして、以下の条件で『1時間かつ中程度の強度の有酸素運動』をしてもらった。
- エクササイズの90分前と30分後に”体重×3mgのカフェイン”を摂取する
- エクササイズの90分前と30分後にプラセボを摂取する
一方のグループには運動の前後にカフェインを摂取させて”カフェインが有酸素運動のダイエット効果を上げるか?”を調べたところ、以下のような結果に。
- カフェインを摂取したグループのほうが消費カロリーが60kcal多かった!
- カフェインを摂取したグループのほうが脂肪が10.4g多く燃えた!
体重当たり3mgのカフェインを運動前90分と運動30分後に摂取したことで、消費カロリーが増加し、脂肪も10.4g多く燃えたのである。
どうせ運動するなら、その前にカフェインを摂取しよう
カフェインは有酸素運動で燃える脂肪を増やしてくれる。
たかが10gと思うかもしれないが、1ヶ月にすれば0.3kg、3ヶ月では1kgも余分に脂肪が燃えることになる。
さらには、この方法のいいところは飲むだけとラクなこと。しかもカフェインというのはかなり安価なサプリとして販売されている。
『1gでも多く脂肪を燃やしたい』という人は、ぜひ有酸素運動の前後にカフェインを摂取してみてはいかがだろうか。