ダイエット

論文が導く『ダイエットが燃え尽きる』を防ぐ最高の方法

『ダイエットをしていたはずなのに、気づけば元の生活(と体型)に元通り』

こんな人も多いかもしれない。それは意思力が弱いのではなく、単に燃え尽き対策をしていないから。

そんな人に強力な武器となりうるのが”ダイエット休憩”。

これは専門用語で”ダイエットブレイク”と言われるもので、例えば定期的に維持カロリーにしたり、ダイエットという認知的努力を一切やめることを指す。

そんなことでは痩せられないのでは?と思うかもしれないが、ダイエットを計画的にやめることは、むしろモチベーションを持続させ燃え尽き対策になる。

ということで、このシリーズでは”ダイエットブレイク”に関する衝撃の論文をご紹介。

ダイエットはずっと続けても無意味

「ダイエットはずっと続けても無意味。』

そんな衝撃的な結論を出したのが2003年に行われた研究になる。(R)

この研究は肥満男女142人を集めたもの。被験者に20週間のダイエットをおこなってもらったのだが、その際3つのグループに分けた。

1.休憩なしグループ
2.短期休憩グループ
3.長期休憩グループ

休憩なしグループは、文字通りずっとダイエットをしてもらった。

参加者は1000~1500kcalの食事を摂るよう指導され、体重測定や食事法など基本的なダイエット知識も教えられた。

次に、短期休憩グループも同じようにダイエットをしてもらったのだが、2週間の”ダイエット休憩(ダイエットブレイク)”を取ってもらった。

回数は4-6週目,7-9週目,11-13週目の3回。

おおよそ3週間ダイエットしたら2週間休むといったペースで、最後だけは5週間のダイエットをしてもらった。

そして、最後は長期休憩グループ。

6週間という長期のダイエット休憩を7-13週目に取ってもらった。

直感的に考えたら、ダイエットをずっと続けた”休憩なしグループ”が一番痩せているはず。

ダイエット期間20週のうち6週間も休んだ”短期or長期休憩グループ”は大して痩せていないよね?

ところが、蓋を開けてみると驚くべき結果が出てきた。

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休憩なしグループは当然体重が落ちており、ダイエット期間の5ヶ月後に-8.2kg、フォローアップ期間後である11ヶ月後にややリバウンドして-7.3kgとなっている。

そしてここからが本題。

なんと短期休憩グループ(SB)も20週間のダイエットで休憩なしグループと同じ-8.2kgを達成している。

しかも、フォローアップ期間後も-8.4kgとリバウンドしていない。

また、長期休憩グループ(LB)も20週間後に-7.0kgとなかなかの好成績。

そして、フォローアップ期間後もほとんどリバウンドなし。

この研究ではダイエット期間20週の体重変動も見ることができる。

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短期休憩グループ(■)は、点線で表されたダイエットブレイク後は体重がやや戻っており、一見効率が悪いように見える。

しかし、20週間という長期的視点でみるとダイエット休憩なしグループと同じくらい痩せることに成功している。

この研究において、被験者は休憩ありのダイエットを好み、やる気も高かったことが報告されている。

ダイエットは定期的に休んでも長期的にみたら体重減少量は変わらない。

それどころか、3週間頑張れば2週間ダイエットを休めるという事実はダイエットの強力なモチベーションになるのだ。

ダイエットの継続には長期的視点が一番大事。

ダイエットで休憩なんてしたら痩せないのでは…

直感的にみたら誰もがそう思うだろう。しかし、実際には先の見えないダイエットを続けると99%燃え尽きる。

きちんとダイエットブレイクを計画することで、むしろ3週間のダイエット期間を頑張れるようになる。

にわかには信じがたいしダイエットをしているともっとダイエットを頑張らなければいけない気がしてくる。

”気持ち”や”意思力”で長期ダイエットを敢行して成功できるなら、その方法でもいいと思う。

しかし、もしダイエットでいつも燃え尽きてしまうなら、一度ダイエットブレイクを入れてみてはいかがだろうか。