「1日だけなら爆食いしてOK!」
ダイエットを続けていると、体が飢餓状態になって代謝が下がる。
そこで1日だけ爆食いして、体に「食べ物がある!」と思い込ませて代謝を戻そうというのが、みなさんご存知の”チートデイ”というやつ。
今ではすっかり定着したチートデイだが、本当に効果があるのだろうか?
今回は、論文から「1日だけ爆食いして代謝は戻るのか?」という話をご紹介。
実は、たった1日だけ爆食いしてもたいすやは戻らないことが判明しているのである。
1日だけ好き放題食べても代謝は戻らない。
今回紹介するのは、1998年のオハイオ大学による研究。(R)
被験者となったのは女性8人で、5日間のダイエット(1000kcalの摂取)後、1日だけ爆食い(4100kcalの摂取)してもらった。
カロリー制限後に爆食いしてもらい、その際にホルモン値を測定し”1日だけハイカロリーにしたらどうなるのか?”を調べたところ、結果は以下のようになった。
ダイエット期間中に甲状腺ホルモンが22%減少したが、1日の爆食い後もホルモンは全く回復しなかった!
カロリー制限によって体の代謝を司るホルモンである甲状腺ホルモンが22%も減少したが、1日爆食いしてもその値は回復しなかったのである。
1日だけ好き放題食べるチートデイでは、甲状腺ホルモンを回復させることは出来なかったのである。
体の代謝を戻すには、チートデイの期間も重要
この研究では実際の代謝は測定されていないが、おそらく代謝は回復していないだろう。
というのも、代謝を回復させるには”1日だけ爆食い”よりも”数日間維持カロリーに戻す”のほうが効果的なことが判明しているのである。
ダイエットによる代謝低下を食い止めたいなら、チートデイではなくリフィードを取り入れるのがオススメ。
チートデイやリフィードに関しては以下の記事に詳しくまとめたので、興味のある人はぜひ読んでほしい。参考までにどうぞ。