健康

夜中に目が覚めるのがストレス?実はそれは良質な睡眠かも知れない意外なワケ

「夜中に目が覚めてしまう...」

とストレスを溜めてしまっていないだろうか?

しかし、よくよく考えてみると、なぜ夜中に目が覚めてしまうことはいけないことなのだろうか?

今回は、論文から”夜中に目が覚めることは気にしなくても良いかも知れない理由”をご紹介。

実は、ヒトは本来夜中に目が覚める生き物である可能性があり、別に夜中に目が覚めてしまうからと言ってストレスを感じる必要はないかもしれないのである。

ヒトは本来、夜中に目が覚めるように進化した...?

「夜中、同じ時間に目が覚める...。」

もしかしたらあなたはそんなストレスを抱えているかもしれない。夜中に目が覚めてしまうことは悪いことだと考えているかも知れないが、実はそういうわけでもないのである。

というのも、実は睡眠時に生き延びるリスクを最小限にするため、ヒトは「夜中に目が覚めるように進化してきた」という説があるのだ。

私たちの祖先が生き抜いてきた原始時代において、夜中に誰かが見張りをすることが集団の生存に不可欠だった。

なので、ヒトは就寝時間や起床時間も個人で全く異なるし、夜中も目覚めるように進化することで、この見張りの役割を担ってきたというのである。

例えば、2017年にトロント大学が行なった研究では原始人に近い生活をしている狩猟採集民の睡眠が調べられている。(R

この研究では狩猟採集民のハッツァ族を20日間に渡って調べたのだが結果として、夜にぶっ通しで寝続けたヒトは一人もいなかった。つまり皆が夜中に一度は目覚めていたのである。

こうすることによって誰かしら一人は起きているという状況を担保しており、実際に集団全員が寝てしまったのは、20日間の合計でたったの18分しかなかったのである。

睡眠が良質になる程、夜中に目が覚めてしまう

狩猟採集民が夜中に目覚めている一方で、文明社会においてはほとんどのひとが夜中に起きることはない。

だからこそ、多くの人が「夜中に目覚める=悪いこと」と考えており、夜中に目覚めた時はなんとなくストレスを感じているのだろう。

なぜこのようなことになっているのか?それは、現代人は長時間光に晒されていることで、むしろヒト本来の睡眠リズムが崩されてしまっているからであると言われている。

このことを示したのが、1992年にアメリカ国立衛生研究所が行った研究(R

この研究は、寝るとき以外ほとんど光を浴びている(一般的な)現代人を集め、日の出から日没までの時間のみ光に当たるようにしたというもの。

このように被験者に原始時代に近い状態で生活させて睡眠パターンを観察したのだが、なんとこの実験では被験者達が夜中に1-3時間ほど目覚めるようになったことが報告されている。

四六時中光を浴びるのをやめたところ、睡眠がヒト本来のパターンに戻り、夜中に目が覚めることになったのである。

まとめ

夜中に目が覚めても、それが決して悪いことだとは言えない。

その原因はヒト本来の睡眠パターンに戻ったことであり、睡眠の質が悪いからではないのかもしれないのだ。

私も夜中に2回ほど目が覚めることがあるが、この時間を趣味の読書に使うようになってから無駄なストレスを溜めることも無くなった。

夜中に目が覚めてしまうからとって罪悪感を感じず、気にせず好きなことに時間を当ててみてはいかがだろうか?参考までにどうぞ。