メンタル

現状に満足しない人間こそが成功する、は都市伝説だと研究で判明

「現状に満足したら終わり」
「現行に満足しない者こそが向上心を失わずに成功する」

このような考え方は突拍子でもなく、多くの人が受け入れられるものだろう。しかし、この話は本当なのだろうか?

今回は、クイーンズランド大学の研究などから「現状に満足するかどうかは成功と関係ない」という話。

確かに現状に満足しないことは努力を生むこともあるかもしれないが、実は精神的ストレスを抱えるという知られていないデメリットもあるのである。

結果を出せるかどうかと現状に満足しているかどうかは関係ない

「結果を出す人ほど現状に満足しない」というのは正しくない。

というのも、現状に満足せず自分に厳しいからといって努力するとは限らず、実際に成功しているかどうかと現状への満足度や自分への厳しさは関係なかったのである。

実際に、このことを示したのが2020年のクイーンズランド大学による研究。(R)

研究者は、レベルの違う253人のアスリートを対象にしたアンケートを取り、「レベルの高いアスリートほど自分に厳しいかどうか?」を調べた。

その結果は、驚くことに”アスリートのレベル”と”現状への満足度”は関係がないというもの。つまるところ、トップアスリートにも、一般人と同じくらい現状に現状に満足している人はいた。

逆に、一般人にもトップアスリートと同じくらい、現状に満足せず自分に厳しい人がいたのである。

要するに、結果を出せるかどうかと現状への満足度は関係がなかったのである。それどころか、現状に満足することを恐れている人は、過度のストレスに苛まれていることすらあることが判明した。

現状に満足しないようにしようとしても、結果はついてこないしストレスは溜まる一方だということが判明したのである。

他の研究では、2019年のメタ分析でも「現状に満足することを恐れると、気分が落ち込み、”恥”や”自己批判”に苛まれてしまう」ということが判明している。(R)

むしろ、目標達成には「自分の足りない部分を自己批判をすることなく受け入れ、それでも上を目指す」ことが必要なのである。(R)

まとめ

現状に満足しているかどうかと結果を出せるかどうかは関係ない。

過度に自分に厳しくして無駄なストレスを溜めていると感じているなら、もう少し気楽に構えて、現状に満足するようマインドを切り替えたらいかがだろうか?