朝トレは力がでない?それでも気にせず朝トレを続けるべきワケ

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時間帯的に朝トレをしたいけど、なんだか力がでない...

そんな風に悩んでいる人がいるかもしれない。

というのも、実際に朝トレにすると筋力が5~10%ほど低下することが知られている。

専門用語では”morning neuromuscular deficit(朝の筋神経損失)”と呼ばれ、実際に朝トレは力がでないものなのだ。(R)

しかし、そこでやっぱり朝トレはダメなんだ、と諦めてはいけない。

実は、朝トレの筋力低下を防ぐ方法があるのである。

目次

朝トレと午後トレで同じくらい筋肥大した。

ということで、今回紹介するのは時間帯による筋トレ効果を調べた2017年の研究。(R)

被験者となったのは男性の筋トレ未経験者25人で、彼らを3つのグループに分けた。

  1. 朝トレ :朝6:30-7-30に筋トレ
  2. 夕方トレ:夕方4:00-5:00に筋トレ
  3. 筋トレなし

全身を週2で鍛えるパターンの筋トレをしてもらい、3週間ごとに筋力を計測。その結果は以下のようになった。

筋力の変化(実戦:夕方のトレーニング 点線:朝のトレーニング)
筋力の変化(実戦:夕方のトレーニング 点線:朝のトレーニング)

まず、夕方にトレーニングしているグループ(実践)は、11週間にわたって順調に筋力を伸ばしている。

一方で、朝トレグループ(点線)は始めのうちは筋力向上が鈍い。しかし、6週間経ったくらい(Mid2)から、筋力がどんどん上昇しているのがわかる。

実際に、最終的にはどちらのグループも11週間後には、同じくらい筋力が向上したという結果になっている。(朝トレ:+16.9%,午後トレ:+15.2%)

そして、この研究では脚の筋肥大も測定されている。結果として、どちらも筋肉は同じくらい大きくなっており、グループ間で差はなかった。(朝トレ:+8.8%,午後トレ:+11.9%)

朝トレに切り替えると初めのうちは筋力が落ちてしまい、扱える重量も下がるかもしれない。しかし、長期的に見ればどちらも同じくらい筋力が向上するし、筋肥大もするのである。

まとめ

朝トレにした瞬間は『力がでない!』と悩むかもしれないが、実は5,6週間もすると身体が慣れて筋力が回復する。(R)

朝トレに慣れるまでの5週間くらいは辛いかもしれないが、その期間を越えれば朝トレもしっかりこなせるようになる。

朝トレに移行したいなら、そこまでは我慢してみてはいかがだろうか。

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