就活

就活の面接が嘘つき大会という考えの人は落ちることが研究で判明

「就活なんて所詮嘘つき大会、少しでも自分をよく見せるために嘘は付くもの」

実際に、就活で100%本音を話す人はいないだろう。しかし、本当に就活で自分をよく見せるために嘘をつく必要はあるのだろうか。

今回の記事は、そんな就活の面接での嘘にまつわる話。

誰もが他人に気に入られようと嘘をついたりする。しかし、実際は相手に合わせずありのままの自分で挑んだ方が、受験者は魅力的に移ることがわかっているのである。

そもそも嘘は54%もの確率でバレる

そもそも、面接での嘘はバレるのだろうか?

結論を言うと、バレるかもしれないし、バレないかもしれない。当たり前のように聞こえるかもしれないが、実際は嘘がバレる確率は50:50なので、バレるかどうかは運次第なのである。

実際に、2006年の2万4千人を対象にした大規模研究によると、嘘がバレる確率は54%。(R)

嘘がバレなかったらいいが、もしバレたら確実に就活の面接は落とされるだろう。誰だって、平然と嘘をつく”ごまかし体質”の人間と仕事をしたくない。

ここで「嘘が50%もの確率で騙し通せるなら、魅力がない自分は嘘をつくしかない」と思う人もいるかもしれない。

しかし、実際は嘘をついても(仮にバレなくても)、就活の面接は通りやすくなるどころか、あなたの魅力を損なうだけなのである。

面接の就活は好感度で決まる...?

そもそも嘘をつくのは、自分が採用される確率を上げるため。¥そのために、自分は有能であることを示し、失敗の経験を隠そうとする。

  • 良くない経歴を隠す
  • 企業の求める人物に合わせる
  • 面接官の好きそうな人物像に合わせる

しかし、心理学者のリチャードワイズマンは多くの就職面接の研究からあることを発見している。(R

それは「面接官は、応募者の好感度で採用の全てを決めている」ということ。

つまり、資格や職歴はさほど関係しないのである。面接官も所詮は人間、やはり一緒に働きたいと思えるような好感を持てる人を選ぶ傾向があったのである。

もちろん、嘘で作った有能なイメージによって、好感度が上がる可能性はある。しかし、もし嘘がバレたら、好感度は確実にダダ下がりなのである。

魅力的な受験者になりたければ、自分に正直に話すべし

そもそも、世間では勘違いされているが、嘘など付かず自分に正直になるほうが面接官の好感度は上がるのである。

というのも、2020年のハーバードビジネススクールの研究では「面接官や企業の求める人物像に合わせる被験者は魅力度が下がる」ことが示されてたのである。(R)

この実験では就職面接の模擬試験を行い、その際被験者を”相手に合わせようとしたグループ”vs"自分に正直に話したグループ”でパフォーマンスを比較したのである。

その結果、以下のようなことが判明した。

  • 相手に合わせようとしたグループの方は、不安度が高く面接官にも魅力的でないと評価された!
  • 自分に正直に話したグループのほうが、面接でのパフォーマンスが高く、実際に採用率も高かった!
  • 相手に合わせようとしたグループは、(効果がないにも関わらず)この戦略が有効だと信じていた!

つまるところ、被験者は面接官が求める人物像に合わせようとすると、「良い印象が与えられているのか?自分の答えは正解だったのか?」と不安にかられ、面接でうまく話せなかったのである。

その結果、面接官にも魅力的でない人物だというふうに評価され、実際に採用される確率も低かったのである。

なぜこんな結果になるかというと、そもそも”面接官の好みの人物像”が、被験者に100%把握できることは絶対にないからである。

何を話しても”相手に好かれているかな?”と不安を感じている被験者よりも、堂々と自分の意見を言う被験者のほうが魅力的に映るのは、直感的にも納得できる話である。

何よりタチが悪いのは、被験者はこの”相手に合わせる戦略”が有効だと感じていたことである。

本人たちは”相手に合わせたおかげで”面接官に好かれたと思い込んでいたが、実際は自分に正直に話す人より魅力的でないと評価され、採用される確率も低かったのである。

まとめ

就活の面接で嘘をついても大したメリットにならないどころか、むしろ”自分に正直に話す”ほうが魅力的に映る。面接で正直に話すことは、実は企業側も受験者側もWin-Winなのである。

ちなみに、当時は私も「2浪&1休学&院卒」で”27歳新卒”として就活したが、この論文を知っていたので年齢なんて気にせず堂々と就活をしていた。(そもそも年齢は隠せないが)

自分の経歴に自信がなくても誤魔化す必要なんてない。堂々と自分に正直に話して勝負すれば良いのである。